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産後は便秘になってもいきめない!いきむのが怖い!どうすればいい?

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産後の女性は便秘になりやすいと言われています。
トイレに行ってもいきめず、便秘が悪化してしまうという人も。

そんな時どうすればいいのか、詳しく見ていきたいと思います。

産後は便秘に注意!いきめない理由

そもそも、どうして産後は便秘になりやすいのでしょうか。

それには4つの原因があると考えられています。
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

①会陰の傷

普通分娩の場合、出産の時に狭い産道を通って赤ちゃんが出てきます。

そのため膣が裂けてしまわないように、あらかじめ膣口と肛門の間の「会陰」を切開するのが一般的になっています。

もちろん切開された会陰は出産後にしっかり縫合されるので、産後ふたたび裂けてしまうことはありません。

しかし痛みはしばらくの間続きますし、まれに排便時にしみることも。

そのため縫合された傷がまた開いてしまうのではと怖くていきめず、便意を我慢してしまう人も多いようです。

さらに習慣的に便意を我慢することで、慢性的な便秘につながってしまうのです。

②痔

出産を経験した女性の多くは痔に悩まされています。

妊娠中は、大きくなった子宮に肛門周辺が圧迫されることでいぼ痔になってしまったり、さらに出産時にいきむことでその痔が悪化したりすることもあります。

また、妊娠中は大丈夫だった人でも、出産時の過度ないきみが原因でいぼ痔になってしまうことも。

痔は排便時に強い痛みがあるため、会陰の痛みと同じように排便を我慢する原因になってしまうのです。

③水分不足

授乳による水分不足も、産後の便秘の原因のひとつです。

水分は排便にとって非常に大事な要素。

不足すると便が固くなり、便秘になりやすくなってしまいます。

授乳中はいつも以上に水分を取る必要があります。

④自律神経の乱れ

妊娠・出産を経て女性の身体は大きく変化します。

自律神経の乱れもそのうちのひとつ。

排便を促す腸の蠕動運動は自律神経の働きによるものなので、産後のストレスや睡眠不足による自律神経の乱れが便秘の原因になってしまうこともあるんです。

産後に便秘になるといきむのが怖い!

産後の女性は便秘になりやすく、さらに会陰の傷や痔などが原因でいきむのが怖いという人が多くいることが分かりました。

傷が開いてしまわないか心配だったり、痔があって痛かったりするとついつい我慢してしまう気持ちもよく分かります。

でも我慢を続けるとさらに便秘が酷くなってしまうので、それを防ぐための対処法をいくつか紹介したいと思います。

①水分を取る

先ほども触れたように母乳で育児をしている人は水分不足になりやすく、さらに赤ちゃんのお世話で忙しいと自分の水分補給を忘れてしまうこともままあります。

水分が不足すると便が硬くなり、便秘の原因にもなるので注意が必要です。

意識してなるべくこまめに水分を摂るようにしましょう。
便が柔らかければあまりいきまなくてもスルっと出るようになりますよ。

②食物繊維を摂る

便秘対策として水分と同じくらい大切なのが食物繊維です。

食物繊維には水溶性と不溶性のふたつの種類がありますが、便が硬い人には水溶性食物繊維の摂取がおすすめ。

水溶性食物繊維はこんにゃくや海藻などに多く含まれていて、便に溶け込んで柔らかくする効果があります。

一方キノコや豆類に含まれる不溶性食物繊維は、水を吸収し便のカサを増やすことで腸の動きを促してくれます。

ダイエット中で食事量が少ない人には不溶性食物繊維がおすすめですが、普段十分に食事を摂っている人には逆効果になるので要注意です。

③ゆっくり休む時間を取る

産後のお母さんは24時間休みなく赤ちゃんのお世話をしています。

慢性的な睡眠不足やストレスで自律神経も乱れがち。
家族に協力してもらってゆっくり休む時間を取ることで、心身の健康を取り戻すことが大切です。

また、トイレにゆっくり座る時間ができることで自然と便秘解消になることも。

④薬に頼る

食事や生活習慣を見直すだけでは便秘が改善しない場合、薬に頼るという手段もあります。

妊婦さんでも飲める便秘薬もあるので、どうしても便が出ないという場合は産後の検診時などに相談してみてはいかがでしょうか?

まとめ

産後はいろいろな要因が重なって便秘になりやすくなっています。

なるべくひどくなる前に解消できるよう、今回紹介した対処法を試してみてくださいね!