出産後、急速に夫婦関係が悪化してしまうことを産後クライシスと言います。
その原因は人によってさまざまですが、義母との関係が一因となっている場合も。
どうして産後クライシスが起こってしまうのか、
そして義母とうまく付き合っていくにはどうすればいいのか、その方法について詳しく見ていきたいと思います。
産後は義母や夫がストレスになる!
産後の女性は、ホルモンバランスの乱れなどが原因でイライラしやすい状態です。
不安や孤独を感じ、周りの人に対して攻撃的になったりすることもよくあること。
それは一番身近な夫や義母に対して向けられる場合が多いと言われています。
むしろ身近な存在だからこそ、何気ない言葉や態度に傷ついたりストレスを感じるという人も少なくありません。
女性は夫や義母のどんなところにストレスを感じているのでしょうか?
まずは夫に対してのストレスについて見ていきましょう。
産後クライシスの女性からよく聞く意見としては次の3つがあります。
①家事や育児に非協力的
②妻の体調や精神的な変化に対しての無理解
③話を聞いてくれない
産後の女性は体調が回復する間もなく赤ちゃんの世話や家事に追われています。
十分な睡眠もとれない状態なのに、夫が非協力的で話も聞いてくれない…。
こういう毎日が続く中では妻のストレスもたまる一方ですよね。
次に義母に対するストレスにはどんなものがあるのか見ていきたいと思います。
①子育てのアドバイスを押し付けられる
②過度な干渉をされる
③母乳の量など、デリカシーがないことを聞かれる
義母の時代とは育児の常識も変わってきているにも関わらず、「私はこうだったからこうした方がよい」という意見を押し付けられることは実際によくあることです。
また、手伝いと称して毎日家に押しかけられるのも相当なストレス。
夫の場合と比較すると、義母の場合は良かれと思ってしてくれていることが逆にストレスになっている場合が多いようですね。
産後クライシスで義母とうまく付き合うには?
夫婦仲が悪くなってしまうと言われる産後クライシスですが、義母の存在が原因となっている場合もあることが分かりました。
特に義母については、先ほど触れたように「良かれと思ってしてくれていること」が逆にストレスになっているので、なかなか指摘しづらい部分もありますよね。
例えば家事の手伝いをするといって連絡もなく訪ねて来たり、「抱っこしすぎると抱き癖が付くからダメ」など昔の子育て法を押し付けてきたり。
無下に断っても角が立つし…、と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこで、産後でもうまく義母と付き合う方法について、ふたつポイントを紹介したいと思います。
①夫に間に立ってもらう
自宅に来る際には、必ず夫を通して日時を知らせてもらうようにしましょう。
体調がよくない時には断ってもらうことも大切です。
そのためにも夫婦のコミュニケーションはしっかり取っておくことをおすすめします。
②必要以上に義母の言動を意識しない
義母がデリカシーのない言動をしたとしても、聞き流すなどしてまともに受け止めないようにしましょう。
また、直接言いにくいことは夫を通して伝えると良いですよ。
子育てする中で時にはアドバイスをもらいたい場面もあると思うので、そのためにも関係を悪化させないよう、うまくかわすことが大切です。
義母とうまく付き合うためには夫との関係が重要なポイントとなります。
産後クライシスを悪化させないため、また義母との良好な関係を築くためにも、夫婦でコミュニケーションをとってうまく乗り越えたいですよね。
まとめ
今回は産後クライシスと義母との関係について見てきました。
産後のホルモンバランスが乱れた状態で、義母に対しても攻撃的になってしまうのはある意味しょうがないこと。
そんな中でもうまく付き合っていくためには、夫婦でしっかりコミュニケーションを取りつつ、夫に義母との間に入ってもらい、しっかり調整してもらうようにしましょう!