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思い出のマーニーの内容は面白いorつまらない?原作との違いは?

思い出のマーニーの内容は面白いorつまらない?原作との違いは?
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こんにちは!うーたんです!

ジブリ作品としては異色の物語で話題になった思い出のマーニー。

私としてはとても面白い内容だったなーという印象を受けたんですが、世間の評判は「面白い」「つまらない」という両方の意見が見られます。

そこで今回は両方の意見の理由をツイッターなどを参考にまとめていきましょう。

また、この作品はイギリスの小説が原作ですが映画版との違いもお伝えしていきます。

題して「思い出のマーニーの内容は面白いorつまらない?原作との違いは?」です。

 

思い出のマーニの内容は面白いorつまらない?感想を紹介

思い出のマーニーの内容は面白いorつまらない?原作との違いは?

ジブリ映画は絵や動きの詳細さが見どころのひとつですが、どの作品も内容が深いために一度観ただけでは理解できないという人も多いですよね。

この思い出のマーニーも例にもれず、観客はハテナな場面がたくさんあったようで、たくさんのTwitterが投稿されています。

不思議な出来事がまるで現実のように描かれているので私は観ている時には混同してしまいました。

映画の感想としてはたくさんの反応があります。

とにかく面白いという感想や難しすぎてわからないからつまらないといった意見が・・・。

それぞれの感性で感じ方も違ってくるのでしょう。

では面白いのはどんな所なのかを検証してみましょう。

 

思い出のマーニーの内容はどこが面白い?見どころは?

心を閉ざしてしまって少女がある少女と出会って成長していくストーリーが心を温かくしてくれます。

マーニーが何者なのかや湿っ地屋敷が廃屋のようになったり綺麗になったりするのを杏奈はなぜ不思議に思わないのかなどを考えていると、どんどん見入ってしまいます。

映像の美しさや細かい部分であれ?と思い、ちょっとまた観て確認したくなるように作られている所も面白いと思います。

観ている途中で不思議に思ったことが謎のまま終わったり、意外とすぐに謎が解けたりするところもあります。

謎が解けたときのすっきり感は気持ちのよろしいものですね!

最後までわからなかったところは、想像を掻き立てるようで面白いと感じた人もいるようです。

小さい子向けの内容ではないけど難しく考えずに観るとシンプルで分かりやすいので先の予想をしやすいのがまたおもしろいといった感想もあるようです。

一方では真逆の感想もあり、つまらないという人もいます。

次には本当につまらないのかを検証してみます。

 

思い出のマーニー終盤の内容はつまらない!結末がひどい?

映像の綺麗さはジブリならではなのですが、主人公がひねくれている所がジブリらしくないと感じてしまった人もいるようです。

つじつまが合わないストーリーや現実にはあり得ない場面に普通の登場人物が発見して不思議に思わず騒ぎにならなかったりが観ている人の中には腑に落ちなくてつまらないという意見も・・・。

何度か観ていくうちに内容を理解出来たり、納得出来るとまた違う角度で見入っていくようになるかもしれないですね。

逆に分かりやすくて物足りないのでジブリ映画としてはつまらないという人もいました。

他のジブリ映画と同じジャンルの面白さを期待してみると、期待外れだと感じるようです。

現実っぽくて現実ではありえない内容だったりががっかりの要因でもあるみたいですね。

実際の世界でも不思議なことはたくさんあるので私的には受け入れられる内容で見入ってしまいました。

 

実際に見た人のツイッターの声を紹介

面白いという意見にはこの作品のストーリーの不思議さが好きなのかもしれませんね。

ちなみに私も不思議ストーリー大好きなので、ワクワクしながら見入ってしまった一人です。

つまらないという意見では、ヒロインなのに性格が暗い点や人間しか出てこないといった意見もありますね。

確かにジブリ映画の魅力は不思議な生き物が出てくる点もありますが、今回の作品は奇妙な生き物は出てこないうえに現実じみているということもあるかもしれません。

ですがこの作品は美しい風景も見どころの一つじゃないかなーと個人的には思っています。

思い出のマーニー原作との違いは?

思い出のマーニーの原作を見た人が映画を観たらがっかりしたという人もチラホラといたので、次には原作との違いを見ていきましょう。

思い出のマーニーの原作は、イギリス作家のジョーン・G・ロビンソンの児童文学小説です。

児童向けで挿絵があり、その挿絵はペギー・フォートナムで「くまのパディントン」を描いています。

1967年にイギリスで出版されて大ヒット。

売り上げは25万部となり、テレビ化もされました。

日本では1980年に翻訳版が出版されました。

そしてジブリの映画化で新訳版も出版され改めて注目されました。

イギリス児童文学小説なので、やはり違いはあります。

どんな風に違うの見てみましょう。

まず、物語の舞台の違いで原作での舞台は、もちろんですがイギリス。

ノースフォーク州の海辺にあるリトル・バートンという架空の村ですが、モデルになった村は存在していてバーナム・オーバリーという村なんだとか。

そして物語は原作者のジョージ・G・ロビンソンの実体験が元になっているそうです。

分かりやすい違いと言えば、原作とジブリ版の舞台の違いですね。

原作は先述のイギリス・ノースフォーク州がモデルですが、ジブリ版では北海道が舞台となっています。

初めは宮崎駿監督の好きな瀬戸内が候補のようでしたが、最終、北海道の根室や釧路、厚岸などに決定したそう。

 

登場人物が原作と違う?

そして決定的に違うのは杏奈が日本人と言う事。

原作での主人公は日本人ではありません。

舞台をイギリスから北海道に移した事で杏奈は1/8外国の血が混じっている設定に変わっています。

そのため、他の人より少しだけ瞳の色が青い女の子の絵になっています。

そのせいで杏奈が周囲の人たちと馴染むことが出来なくて自分の事が好きになれない、という理由にもなっているようです。

映画の中盤以降で嵐の夜にマーニーが杏奈を置いていなくなってしまう場面がありますが、その場所がジブリ版では古いサイロになっています。

ですが原作では風車小屋になっていて、実際のモデルとなった風車小屋はイギリスに現存しているそうです。

機会があったら観に行ってみたいですね!

この物語で、なくてはならない舞台の湿っ地屋敷。

そこに引っ越してきた家族も違います。

原作では夫妻と子供5人になっていますが、映画では子供は兄妹の2人になっています。

杏奈の祖母についても違いがあります。

祖母が娘(杏奈の母)を全寮制の学校に預けることになった理由が、原作では戦争が理由になっていますが、ジブリ版では祖母が体調を壊してサナトリウム療養しなくてはならなくなった為になっています。

主人公以外でも個性的な登場人物が出てきます。

その中に十一さんがいますがこの十一さんはジブリ版で無口で10年に一度くらいかしゃべらない設定になっていますが、原作ではもっとよくおしゃべりしているんです。

頼子の親戚の大岩夫妻は映画ではとても優しく杏奈を本当の娘のように可愛がってくれますが、原作ではあまり優しくはありません。

彩香が見つけて杏奈に見せたマーニーの日記はジブリ版では中盤で登場しますが、原作ではマーニーとのお別れの場面で日記の存在を知ります。

杏奈とマーニーがあった回数も原作では6回で映画では4回になっていて原作では杏奈がいる間、ほぼ毎日会っていた設定です。

お別れの場面の違いは映画では物語の終盤でお別れしますが、原作では物語中盤でお別れし、帰宅までのおはなしになっています。

こうしてみていくと原作と映画の違いってけっこうあるものですね!

まとめ

数多くあるジブリ作品の中で思い出のマーニーは他の作品とは違う部分が多くあります。

その為に、視聴者の反応はおもしろい!や、つまらない・・・と二分します。

他の作品と同じようなファンタジー感たっぷりを期待していた人には少し物足りないようで、つまらないとかがっかりしたという感想がありました。

もう一方ではわかりやすいとか、杏奈の気持ちの成長ぶりなどで感動したという感想も多くありました。

私は期待も何も持たずに鑑賞したので、おもしろかった意見に一票です(^^♪

また、原作を知っている人は「映画より原作のがおもしろい」と原作との違いについての感想がありました。

原作を先に読むか、映画を先に観るかで感じ方も違ってくると思います。

映画だけでなく原作も是非読んでみて、また別の想像や感動で楽しんでみてくださいね!

ということで今回は「思い出のマーニーの内容は面白いorつまらない?原作との違いは?」でお伝えしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。